【施術】セラミック電気温灸器

今や欠かせないアイテムになった電気温灸器。赤ちゃんがいるご家庭での施術でも大活躍しています。
今回はセラミック電気温灸器についてまとめます。とは言っても、とても大好きなアイテムなので、淡々と語るのは難しく、熱量多めでお届けします。

ここから先は、温灸器と書きます。

目次

隣で寝ていた赤ちゃんが動き始めた

温灸器は、クライアントさんの赤ちゃんが成長して動き始めた時に購入を決めました。

そのお宅には妊活の段階から伺っていて、妊娠、産後と続けて通っていたのですが、ある日、寝返りを打つように。その行動から「お灸が危ない」と思うようになったのです。

お灸の火を管理しながら、赤ちゃんの行動も見守って、お母さんの体調を整えるのは無理と。

そこで火を使わないお灸「太陽」も使うように。とても気持ちがいいお灸ですが、熱がからだの奥に入りにくい。

他に代わるお灸を探していました。

そんな時に鍼灸学会のブースで温灸器を発見。これなら赤ちゃんがいても使える!と感動して、帰宅後すぐに購入しました。

とにかく気持ちがいい

熱を感じる部分がセラミックなので、最初はそのかたさを気にしました。ですが、その不安はすぐに解消されました。

とにかく気持ちがいい。むしろセラミックが硬い分圧を加えられるので、お灸と違った熱の加え方ができるとわかりました。

背中全体をなでるように使うこともあれば、骨に向けて熱を加えるようにじっくり使うこともあります。

座った状態で肩に当てたり、腰やお尻のツボに熱を加えることも。

狙った部位に当たりつつ、角度や深さを工夫することで、いろいろな部位に使っています。終わった後もじんわりと温かいので、皆さんに喜ばれます。

温度管理が不要

お灸だと火ともぐさから目を離すことができませんが、この温灸器は充電タイプで、煙も匂いも出ないし、軽いから持ち運びも簡単です。

温度調節は43℃から55℃まで5段階。村田製作所さんが商品開発に加わっているので、温度管理も正確です(温度管理の正確さには今もすごく感動しています。さすが村田製作所)。じっくり温めたい時にも、瞬間的に高熱を加えたい時も思いのまま使えます。

温度管理が不要なので、施術と身体の反応に集中できます。使いたいと思った時にスイッチを入れれば、数十秒で設定温度に。一定時間でスイッチが切れるので、スイッチの入れっぱなしを気にせずに入られるのも助かっています。

得意じゃないことも

温灸器は温度が正確な分、ツボに最初から同じ温度で刺激を加えることになります。火を使うお灸では、徐々に熱くなって、ピークを超えたらゆっくりと温度が下がります。

その違いのせいか、刺激が直線的です。ゆらぎが少ない分、小刻みに動かすように使うことが多いです。

また、広範囲をお灸のように温めることはできません。冷えが強い場合は、湯たんぽやカイロ、火を使わないお灸なども使って、特に温めたい部位に温灸器を使うなど工夫が必要です。

もぐさのお灸が大好きなのに、、、と悩む方にも

お灸は、疲れをとりたい時にも使いますし、リラックスしたい時も用います。

出張鍼灸マッサージでも、セルフケアグッズとしてもお灸が大好きで、いろいろなお灸を買って試してきました。

ですが、、、

コロナ禍で家族が家にいることが多くなり、セルフケアに使えなくなりました。お灸の煙で家族の喘息が悪化したからです。

煙が出ないタイプもだめでした。今は換気などを工夫しながらひねるお灸を時々使っています。

でもお灸をもっと自在に使いたいなと、他にいい商品がないか探していました。そんな時に温灸器に出会いました。

施術でお灸をトライしたいときは、ぜひ教えてください。


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