【受験鍼灸】目標を定めた子たちVS保護者の葛藤

大学受験を控えた高校生のケア。夏休みは、2週間単位で状況が変わってくる日々でした。

9月はどうなるだろう。今回は、8月後半から今で感じたことをまとめます。一言で言えば、「それは保護者の不安の話かもしれない」です。

つい先日、我が子の高校から「指定校推薦」に関してのメールが届きました。大学受験は、早い子達は9月で進路が確定します。

遅い子でも、3月上旬の国公立後期日程が最後。共通テストまでは4ヶ月となりました。

8月のオープンキャンパスを経て、参加した子も、参加を見合わせた子も、8月後半は多くの子が進路を絞り出しました。

推薦を選ぶか否かに始まり、希望する大学の日程や科目と配点を確認して、それぞれの戦略を立てているようです。


そんな受験生の身体は、8月前半とはちょっと違います。


総合的には「やる気スイッチ」が入った印象があります。

ただ、外からはこの変化は全く分かりません。

8月前半同様にダラダラしているように見えるし、その割には「やばい、間に合わない」とか「しんどい」とか親に愚痴る子もいるから、親としては不安になってしまいます。

私も今年は当事者だから、「え?大丈夫なの??」と文字通りこの言葉で言ってしまいました。

何が大丈夫かも、何を求めて私が聞いているかもわからないけど

子どもの言動を受け取って不安になって、反射的に返したんですよね。

結果、その度に不機嫌になられるだけでした(苦笑)。


受験に限らずですが、実績は数字として現れやすい。

勉強時間・点数・偏差値・判定

我が家に限らず、受験生の保護者は、子どもの生活時間や結果にとても振り回されやすい時期です。知らず知らずのうちにいろんな言葉がけをしてしまいますが、

それは保護者の心情を映し出しているだけかもしれないな、と思っています。

「え、大丈夫なの?」も
「浪人してもいいからね」も

先回りの心配や、保護者自身への言葉になっている場合があって、確かに子どもたちはそれだと迷惑そうです。

自分の人生を自分のものにしたい。

そんな覚悟をキッズたちから感じました。



自覚症状として前より出てきたのが、「肩こり」です。実際はもっと上半身全体の症状なので、顎に負荷がかかる子もいれば、首や背中、腕に症状が強い子もいます。

肩に力が入ることをしているから、しんどくても出て当たり前かもしれませんね。

さて、私が関わる子たちは来年まで受験生のようです。

となると、9月はやる気スイッチがトップスピードになってはまずい時期

ギアを一つ上げたくらいで抑えて、体調とリズムをつけていけたらと計画しています。

ただ体調や心理面はみんな異なります。注意深く観察したほうがいい子もいます。

口出しはせずに見守りつつ、気になる症状が続いた場合は連絡をもらう手順をとっています。

受験鍼灸では、塾や学校のように(と言ったら失礼かもしれません)、やる気を鼓舞し続けることはしません。

やる気は体調や心理面と必ず連動しています。無理はさせないけど、後悔しないような筋道を一緒に作っています。

  • URLをコピーしました!
目次