【思春期のイライラ】当院の向き合い方

ー 当院は体調を総合的にケアします。同じ症状でも個人差が大きく、ケアの回数や期間は、めやすとして書きました。1回のみの施術も承っていますので、お気軽にご利用ください。 ー

当院の対応方法は、経験と知識に基づいて随時更新しています。

断定的な表現は「〜と当院では考えています」を想像してお読みください。

2024年10月更新

目次

思春期のイライラ

思春期は身体の変化に伴い、感情が安定しない時期です。

イライラや反発、時に暴言や暴力などで、本人も周りもコントロールが難しくなります。

その困りごとにフォーカスすると、思春期のイライラは感情の問題と思われがちです。

でもこの時期の心は、身体の変化と密接に関わっている点も抑えておくことで、思春期の全体像が見えてきます。

当院の向き合い方

当院は、身体と心、関係性の悩みに分けながら対応しています。

今の体調で何がどれくらい辛いか分けながら、優先順位を探っていきます。この分析は1人ではかなり難しいので、施術でふれたり説明を聞きながら、体感します。


イライラを過度に否定しない

当院は、感情の不安定さを過度に否定しません。感情の浮き沈みは思春期に限らず、自然現象だからです。

問題は、イライラして他人と自分を傷つけたり、自信をなくすことです。


イライラは、「気持ちの弱さ」や「親子関係での傷(愛着のつまずき)」など、心に焦点を当てた対応だけでは不適切です。身体や関係性と合わせて捉えることで、自分への信頼を回復するきっかけをつくります。

身体の症状を後回しにしない

イライラが気になっているときは、身体の症状を後回しにしがちですが、思春期の身体は大きく変化しています。

女の子だと生理が始まって、月経前困難症や生理痛などのトラブルを抱えたり、下痢や便秘などの過敏性腸症候群や、自律神経の乱れから起立性調節障害になるケースもあります。

イライラすると身体が緊張して、肩や腰を痛めたり、頭痛に悩む場合もあります。

このように身体に症状が隠れていないか、学校生活で困りごとがないか、おうちでどのように過ごしているかなどを整理し、身体症状をケアします。

必要に合わせてスクールカウンセラーや、小児科、婦人科へご案内することもあります。

施術方針・内容

自分の気持ちや体調に気づく

キッズケアの基本は心地いい刺激を組み合わせることです。ご本人のリクエスト(さわってOKな部位、やってみたい施術方法)に合わせて調整します。

思春期のイライラは、単なる感情の起伏だけではありません。身体症状にはその症状に合わせたケアを重ね、自分の身体とのつきあい方も工夫していきます。

施術間隔

身体の状態や仕組みを知って納得できた場合は、1回で終わる子が多いです。

そのまま終わりの子もいれば、不定期な子や、年に数回の子など様々です。

家庭の事情や相性もありますので、一緒に考えましょう。

保護者の方へ

中高生保護者向けのセルフケア講座でお伝えしている資料の一部です。
参加された保護者の多くが、この資料で気持ちが楽になったと感想をくださるので、こちらでもシェアします。


気持ちが楽になったということは、保護者のケアも適用な状態かもしれません。

大人のケアは、思春期の子どもを抱えている時は後回しにされがちですが、保護者が整うことで、子どもの受け皿も整います。

身体に気になる症状を抱えている場合は、病院の受診や健康チェックをおすすめします。

身体症状でなければ公共サービスの相談がいいかもしれないですし、心のケアが優先されることもあります。

何をどうしたらいいか相談したい時、疲れを癒したい時、鍼灸マッサージを受けたい時は、ぜひ当院もご検討ください。



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