1. 診断名に左右されず、気になる症状と困りごとに向き合います
2. 施術プランは、一人ひとり作成し、症状の変化に合わせて柔軟に調整します
3. 日常生活へのアドバイスは、その人に合った無理ない方法を一緒に考えます
4. キッズケアは心地よい刺激を心がけ、「からだを良くするためでも、我慢しない」ことを大切にしています
慢性的な痛み
慢性的な痛みは、①ヘルニアなど筋肉・神経・骨の構造での病名がつく場合、②月経痛やがんなど内臓疾患の病名がつく場合、③心身症などの心の疲れが引き起こしている場合などがあります。原因がわからないまま数ヶ月以上続くケースも多くあります。
ここでは相談が多い、顎関節症と腰椎ヘルニアについてまとめます。
当院の向き合い方
問診をしながら、その痛みがなぜ起きるか推測します。
当院での施術方針を決めます。
運動療法が必要な場合は、当院よりも理学療法士の資格を持つ鍼灸師や理学療法士も選択肢かもしれません。
施術方針
1 全身のバランスで調整する
顎関節症や腰の椎間板ヘルニアでは、次のような部位に負担がかかっていないかチェックします。
当院では、痛みが特定の部位に出ていても、全身を整えて痛みをゆるめます。
慢性的な痛みでは、自覚症状が特定しにくい(痛みが鈍い)ので、一緒に確認していきます。
2 疲れに注目
痛みは疲れると悪化する傾向があります。また顎関節症は、歯の治療歴やストレスとも関係しています(と考えています)。
痛みを和らげるために、特に疲労感に注目してケアします。
3 痛い部位そのものをケア
全身のバランスを整えながら、気になっている部位も直接刺激します。(炎症時や痛みが強い時は、避けることもあります)。
4 動きを確認しながら追加でフォローする
施術の終盤は動作を確認しながら、気になっている部位に負担がかからないように調整します。
施術内容
全身のケアを基本として、気になる症状への刺激を体調に合わせて加えます。
痛みには、はりとお灸の組み合わせをご提案することが多いです。鎮静作用が強い低周波の刺激を、打ったはりを通して加えることもあります。
お灸は痛みと緊張をゆるめるのに効果的です。火を使うものから、電子のセラミック温灸器まで約10種類から選びます。
顎関節症では、顎の動き方を丁寧に観察しながら、頭や顎周りに細い針を15〜30本ほど打つこともあります。
緊張や疲労が濃い時は、マッサージを加えてより緊張をゆるめます。
施術間隔
慢性的な痛みには定期的な通院をおすすめします。当院は、続けやすいように1回の時間を長くする分、施術間隔を可能な限り間隔を空けています。そのため必要に合わせて、セルフケアも提案します。
痛みをゆるめる
痛みが起きる部位とその背景とを同時にケアします。疲れが濃い時は、施術後に疲労感を感じることがあります。
痛みが悪化しないように、疲労を減らして体力を回復する
痛みが悪化しにくい使い方が自然とできるように、全身のバランスを整えます。
日常生活の過ごし方も確認しながら再発予防
その時に気になっている症状もまとめて、総合的なアプローチを行います 。