ー 当院は体調を総合的にケアします。同じ症状でも個人差が大きく、ケアの回数や期間は、めやすとして書きました。1回のみの施術も承っていますので、お気軽にご利用ください。 ー
2024年10月更新
学校ストレス
学校ストレスでは、子どもが「学校に行きたくない」時に感じている症状を扱います。
小中高生を想定していますが、時には幼稚園生の子の保護者からもご相談いただきます。
上記の症状が気になったときは、まずは小児科の受診をおすすめします。
特に異常がなく、様子を見ようと言われた時にご利用ください。子どもの症状は一過性のことも多く、適切な見守りだけで解消する場合もあります。
一方で、症状が長期化しているときや心理的な心当たりがあるときは、いつでもご連絡ください。
当院の向き合い方
学校ストレスが関係する場合、症状が改善しても別の症状が現れるなど、イタチごっこになることが多いです。その現象は、困難さを示す重要なサインです。甘えや弱さではなく、むしろ気持ちを吐き出すことで回復するケースもあるため、状況を見極めながら対応します。
施術方針
日常の過ごし方や生活リズムと、体調を把握します。その情報を元に、今困っていることへのケアと、先のスケジュールを見据えたケアを同時に行います。
心理ケアと違い、施術は身体に直接ふれます。その分、本人に確認する項目(刺激方法・部位・強さなど)が多くなります。
一見すると面倒なやりとりかもしれませんが、本人のOKとNOを尊重する体験が、子どもの「大丈夫」な世界を少しずつ広げるツールになります。また心地よい刺激を通して、心身がリラックスするため、安心感につながります。
問診は、一問一答やイラストを用いて、可視化をサポートします。子どもは自分の不調であっても、どこがどう辛いかを表現にしにくいようです。回数を重ねていくと、症状の程度とストレス具合もわかってきますし、感覚の出し方も変わってきます。
施術内容
キッズケアは心地よい刺激のみを心がけるので、施術の種類や刺激する部位などは本人のリクエストに合わせて組みます。
施術間隔
施術間隔は、通学状況(学校に通い続けている・五月雨登校中・休み始めた・数ヶ月以上休んでいる)・症状の程度・期間・背景で変わってきます。
だいたいの流れは次のとおりです。
ため込んだ疲労を軽減させます
この期間は寝たきりになることもあり、本人も保護者も不安になることが多いため、心理的なサポートも行いながら短い間隔で施術を行います。
疲労感が減少し体力が回復してきたら、施術間隔を徐々に広げ、生活リズムも見直します。
学校生活再開時の緊張や不安による体調の変動も視野に入れ、長期的な目線で少しずつ施術を調整します。
症状の悪化を防ぐために定期的なケアを行います。
発達に関して
日本では、不登校と発達障害との関連性が研究されていますが、発達障害(グレーを含む)以外の理由も慎重に検討した方が、その子の本来の困りごとにより焦点を当てられるでしょう。
当院は、身体のケアを通して、社会との折り合いをその子なりに身につけられるようなお手伝いを目指しています。
そのため、発達特性を治す・なくす施術は得意としていません。また、発達特性を治す・なくすためのサプリメントやセラピーの提供もできません。
当院のキッズケアは、何らかの発達の困難を抱えている子からも依頼がきます。どのような介入が正解かはずっと模索するでしょうが、子どもたちの反応をガイドラインにして、工夫をし続けます。
保護者も悩んでいい
学校ストレスを抱えた子の保護者は、子ども以上にストレスを抱えます。
「この子は将来社会とうまくやっていけるのか」と心配になるだけではなく、自分の生活も見通しが立てにくいのですから、ストレスを感じない方がおかしいです。
キッズケアは、保護者への説明時間も含まれます。必要に応じて相談枠を追加したり、保護者の施術も行います。