【学校ストレス】当院の向き合い方

当院の施術

1. 診断名に左右されず、気になる症状と困りごとに向き合います
2. 施術プランは、一人ひとり作成し、症状の変化に合わせて柔軟に調整します
3. 日常生活へのアドバイスは、その人に合った無理ない方法を一緒に考えます
4. キッズケアは心地よい刺激を心がけ、「からだを良くするためでも、我慢しない」ことを大切にしています

学校ストレス

学校ストレスは、子どもが「学校に行きたくない」と感じることで生じる身体の不調を扱います。

依頼が来る子たちは、最初は友人トラブルやいじめ、学習困難度や支援制度などで困難を感じ、その後体調に変化が現れることが多いようです。

身体症状は、起立性調節障害や過敏性腸症候群などの診断名がつく場合もありますが、頭痛や肩こり、腰痛など、病院に行っても診断がつかない症状を長期間抱えていると表現した方が適切かもしれません。

あるいは、学校に行こうとすると動けない・イライラする、勉強がわからなくなって意欲が落ちる、ゲームに熱中するなどの悩みになることもあるでしょう。

学校ストレスは現代社会が抱える大きな課題の一つですが、一人ひとり支援策が異なるので、解決するまでに時間も労力も消耗する点で、子どもや保護者に負担がかかっています。

当院の向き合い方

診断名ではなく、訴えを聞く

症状が減ることで学校ストレスが解消されることもありますが、本質的な問題は別にあることが多いと感じます。それでも、その不調は困難さを示す重要なサインです。

当院では、診断名に左右されず、子どもの症状をゆるめることに取り組んでいます。

病院の診断内容に関わらず症状に向き合いますが、検査結果や医師の診断内容は、子どもの困りごとを整理する際の重要な情報です。病院の受診をすすめるケースもあります。


「気持ちがいい」を重ねる

これまでの経験上、学校ストレスを抱えた子が回復するには、「大丈夫」な世界を少しずつ広げる経験が必要と感じます。

施術もそのツールの一つとして捉え、機能面の回復を担いながらも、まずは「気持ちがいい」経験を重視します。

子どもは自分の不調であっても、どこがどう辛いかを表現にしにくいようです。ですが回数を重ねていくと、症状の程度とストレス具合もわかってくるので、困りごととの付き合いかたも変わってきます。

そのため症状が落ち着いても、数ヶ月に一度ケアする子もいます。

施術方針

体調と状況を見極めて、将来を見据えて体調を整える

まず、日常の過ごし方や生活リズムが安定しているかなどを確認します。これは、体力や身体機能を把握して、今後の体調の変化を予測することができます。

その情報を元に、今困っていることと、先のスケジュールを見据えたケアを同時に行います。

施術内容

リクエストを細かく確認する

キッズケアは心地よい刺激のみを心がけるので、施術の種類や刺激する部位などは毎回確認します。

当院は幼稚園・保育園〜大学生までの症状を扱っているので、年齢に応じたメニューで対応しています。

小学校低学年以下のお子さんについて(2024年7月〜)

お子さんが保護者の施術現場で「ちょっとさわってほしい」ときは、保護者の施術時間を5分ほど用いて対応します。自分にとって心地よい場所やさわり方を探して、快適と不快の身体感覚を育てていきましょう。

ご利用には保護者のご了承と同伴が条件となります。お子さんの体調相談や本格的なケアをご希望の場合は、キッズケアでの予約をお取りください。

施術間隔

施術間隔は、通学状況(学校に通い続けている・五月雨登校中・休み始めた・数ヶ月以上休んでいる)・症状の程度・期間・背景で変わってきます。

だいたいの流れは次のとおりです

STEP
初回〜3ヶ月(1週間〜10日に1回)

ため込んだ疲労を軽減させます

この期間は寝たきりになることもあり、本人も保護者も不安になることが多いため、心理的なサポートも行いながら短い間隔で施術を行います。

STEP
4ヶ月〜(2、3週間に1回)

疲労感が減少し体力が回復してきたら、施術間隔を徐々に広げ、生活リズムも見直します。

学校生活再開時の緊張や不安による体調の変動も視野に入れ、長期的な目線で少しずつ施術を調整します。

STEP
新生活期(1、2ヶ月に1回)

症状の悪化を防ぐために定期的なケアを行います。

保護者の疲労度も考慮しながら、スケジュールを組み立てます。

発達に関して

日本では、不登校と発達障害との関連性は長い間研究されてきています。一方で、発達障害(グレーを含む)以外の理由も慎重に検討した方が、その子の本来の困りごとにより焦点を当てられるでしょう。

当院は、身体のケアを通して、社会との折り合いをその子なりに身につけられるようなお手伝いを目指しています。

そのため、発達特性を治す・なくす施術は得意としていません。また、発達特性を治す・なくすためのサプリメントやセラピーの提供もできません

当院のキッズケアは、何らかの発達の困難を抱えている子からも依頼がきます。どのような介入が正解かはずっと模索するでしょうが、子どもたちの反応をガイドラインにして、工夫をし続けます。

保護者も悩んでいい

学校ストレスを抱えた子の保護者は、子ども以上にストレスを抱えがちです。

「この子は将来社会とうまくやっていけるのか」と心配になるだけではなく、今日・明日の自分の生活も影響を受けて、見通しが立てにくいのですから、ストレスを感じない方がおかしいと思います。

キッズケアは、保護者への説明時間も含まれます。必要に応じて相談枠を追加したり、保護者の施術も行います。

不登校については、小児心身医学会がまとめたこちらの文章もご覧ください