【五十肩】更年期はなぜ治りにくい??

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更年期の五十肩はなぜ治りにくい?

この数年、五十肩のケア依頼が増えてきました。

私自身も2023年に左肩を痛め、まだ完全には治らない中、昨年ごろから右肩に症状を抱えています。

先日、クライアントさんと街中でばったりお会いしたとき、五十肩の話題に。

「症状の背景に疲れがあるんだろうな」と思ったのですが、「家族からはその疲れに理解が得られない」といわれました。

「ご主人や、お子さん、職場の方などの更年期への不理解こそが、疲れが溜まる理由では?」と思ったので、現場を振り返りながら、少しまとめます。

更年期は、ホットフラッシュ以外の症状もしんどい

更年期の五十肩は、背景に更年期の身体の変化があり、疲れの回復に想像以上に時間がかかることが関係している気がします。

更年期症状としては多くの方がホットフラッシュを想像するでしょうが、実際は筋肉の緊張由来の症状に悩んでいる人の割合も多く、肩こりや腰痛、頭痛、腕の痛みや膝の痛みなども増えてきます。

更年期は、ホルモンバランスの乱れが起きるとまでは理解されていても、これらの症状も起きやすい理由は、科学的にもまだ未解明なことが多いのです。

子育てや介護、キャリアなどの社会的な立場の変化も様々な症状を引き起こすといわれているものの、ピンとこない方もいるでしょう。

(仮説)早く改善する人と、そうでない人との違い

当院は、症状のベースとして【疲れ】に注目しています。

五十肩に限らずですが、「改善が早い人と、そうでない(長引きやすい)人の差」として、この疲れの蓄積度が大きく関係していると考えているからです。

細かい話をすると、疲れには身体的疲労と、「疲れている・しんどい」と感じる疲労感があります。どちらも「疲れている」と表現されるため、自覚症状としては区別がつきにくく、また病院などでも数値として現れにくいため、他人にその辛さを説明しにくいという難しさがあります。

いたわりが大切な時期なのに、社会的な役割が増える時期

当院では、施術前に体調を詳しく掘り下げていきます。この聞き取りが、疲れの程度やどちらがより強いのかなどを推測するのに役立っています。

更年期は、身体のスペックが少しずつ落ちる入り口です。疲労が溜まりやすく、回復も遅くなり、以前よりも疲れが感じやすくなります。

更年期障害は、症状のあるないだけ健康度合いを見るものではなくて、スペックの転換期と思う方が正確な気がします。
大切なこと、そして非常に残念なお知らせですが、更年期が過ぎれば元に戻るわけではありません。

理想的な対策は、生活リズムや優先順位を見直して、疲れが起きにくくすることです。自分の身体に見合った過ごし方に変えていくのが理想。

しかし更年期にあたる45歳から55歳くらいは、ちょうど思春期の子育てや親世代の介護、キャリアのピークのころ。思うように修正が叶わない人が多いのが現実です。

自分を労る入り口に差しかかっているのに、周囲の理解が得られない。

おそらくこの状況自体が、疲労感を悪化させる理由にもなっています。

肩のケアでも足をゆるめる

科学的には五十肩は、更年期のホルモンバランスとの直接的な因果関係はまだ不明といわれています。五十肩の原因が、はっきりとわかっていないというのもあります。

当院では、身体の症状と疲れとを同時に整えています。五十肩も、足の緊張をゆるめることから始めるケースもあります。

施術だけではなく、症状に合わせた無理ない身体の使い方や、疲れを減らす工夫などを様々な角度から一緒に考えています。

更年期は症状が何であれ、まずは疲れを減らす工夫を大切にしています。工夫をしつつ、それでも治りにくいのが五十肩です。

次回は、五十肩に役立つツボの本当のところをまとめてみます。


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