10月上旬に突如腰を痛めた夫。
今もなお、痛みが出ています(かなり辛そう)。
不思議なんですけど、痛めた時から私は【長引く】と思っていたんですよね。
積極的には施術を行いませんでした(だから長引いたのかもしれない。と言う説も捨ててはいませんよ)。
痛みが生じた時、突然と思うでしょうが、
私はからだのストーリーは、痛みが生じた時よりも前の心と身体の状況を整理します。
夫にあったのは怒り。
怒りは自分の中に生じるものですけど、確かにそれは怒るべき出来事でした。
【アンガーマネージメントで抑える】とかやったら彼は死んでいたかもしれない。
少なくとも心が死にかけるほどのことだと思っています。
痛みが生じる前からその怒りが頂点に達していた彼は、痛みを出しながら怒りも出していた。
積極的に回数は増やしませんでしたが、現在も私の心にゆとりがある時に彼のからだに向き合っています。
からだって不思議なもので、緩んでくると本音を出します。
その本音を受け取れるだけの精神的なゆとりが私にも必要です(身内だからこそ)。
回数が増えるにつれて、夫は少しずつ心も楽になっているようです。
この状況を問題視している大勢の方のおかげでもありそう。
痛みをどうにかする。
それが鍼灸マッサージ師の私に与えられた仕事でもあるのでしょうが、
心が緩むのを待つのも仕事な気がしています。
だって、そういう仕組みを理解している職種だからです。
今日の夫には顔と頭にも針を刺しました。猫のヒゲみたいだ。と幸せそうでした。笑。
「散歩してくる」と言う言葉を数ヶ月ぶりに聞いた。
変化を見逃さないのも仕事のうちと心得ております。
【怒りが起こした痛みだから、怒りの変化をみているのです】
