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「あの時のあの対応が良くなかった」と自分を責める前に

ーー出張治療の現場やふだんの生活で思ったこと、メニューやお知らせの裏側など。これまで、他のSNSなどで書いていたことをコラムとしてこのサイトで書いてみます。(試験的です。HPでも読みやすいか検討段階です)

五十嵐さん、こういう症状って対応できます?」と聞かれるとき、聞いてくださる方には二つの意図があると思っています。

「鍼灸マッサージが効きますか?」「あなたは対応していますか?」

私に関して言うと、スポーツ障害やがんを直接治すなどは全く向いていないので対応していませんが、ある程度なんでもOKという立場です(ただし提供メニューは工夫します。向いていないものを省いたり、付け足したりと、その方に出来る内容を調整します)。

対応はしていますが、「効くか」と言われると、難しいケースも正直に言ってたくさんあります。

その中でもアレルギー性の症状は、相談には乗るけど、出来ることが限られているケースが多いのは事実です。

ここでいうアレルギーとは

  • じんましん
  • アトピー
  • 喘息
  • 食べ物アレルギー
  • 慢性副鼻腔炎

(医学的な分類ではなく、私個人の経験にもとづきます)

でも、出来ることはあります。それを適切な範囲で見つけ出すことも私の仕事です。

先日、小さなお子さんのアレルギーについて、ご相談がありました。蕁麻疹が毎日出ては消えるそうです。原因は不明でしたが、ある時突然始まって強弱はありながらも続いています。薬は効きませんでした(ステロイドも使ってみました)。

思い当たる原因がなく、またどこに行ってもはっきりとは言われません。

そのお母さんは色々と育児書を読み、原因を探りました。

1つ思い当たる情報があったそうです。それには、離乳食の開始時期が早いと、アレルギー性の反応が高まりやすいと書いてあっそうです。

離乳食の開始時期や内容を聞いた限りですが、今回については、蕁麻疹の原因が離乳食にあるとは思いませんでした。

上に書いたように、そもそも対応しにくいものがあること、日常の困りごとがあるなら、その工夫を具体的に考えた方がいいとお伝えしました。

この会話から気づいたのですが、子育てには様々な悩みがつきませんが、どのような悩みであっても共通してできることがあります過去の原因を探るより、今出来ることが書いてある情報(あるいは原因だけでなく、対策方法が書いてある情報)にアクセスして欲しいなと思います。

離乳食開始時期とアレルギーの関係性は、これから離乳食を始める方が知った方がいい(つまり対策方法)であって、過去の原因として読んでしまうと、絶望感や不安感が増します。そして、それらは実際の原因かはわかりません

思春期の悩みでも同じです。

親として思春期の子育てを悩む時、なんでも保護者の過去の言動と結び付ける必要はありません。

過去の何か一つの原因で起きているように書かれていることは、伝え方の限界だと思ってください。実際の原因は構造がもっと複雑です。そして、保護者は子どもに出来ることを行うキーパーソンです。責めているとこの力が発揮できません

「あの時のあの対応が良くなかった」と自分を責める前に、出来ることを探して欲しい。そしてそれらは「頑張らない」範囲で出来るものが望ましいと思っています。

あるいは、望ましい範囲が自分で気づけるように、ご自身の心身の労りも同時に必要かもしれません。

今回、当院の鍼灸マッサージでは、お母さんが一番気にしている蕁麻疹には明確なアプローチ法は探しきれませんでした。ですが、体調を見立てて出来る事は一緒に考えていけます。お子さんの背景に沿って、必要なツボをみつけてご自宅でのお灸をおススメしました。

同時にお母さんの身体ケアを続けています。不安感が起きるのは、目の前のお子さんの出来事が原因ではないことも有ります。心身の疲労が他で起きている場合は、そちらのケアが本質です。

今後はケアをしばらく続けながら、不安の芽が出る度に、対応していこうと心の中で思いました。

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